ブックメーカーの勧誘は詐欺？騙されないために手口・危ないポイントを解説

ブックメーカーは「スポーツブック」や「スポーツベッティング」とも呼ばれる、海外で合法的に運営されている賭けサイトのことです。

しかし、日本ではあまり馴染みのないものであるため、その安全性や合法性に不安を抱かれる方も多いことでしょう。

今回はそんなブックメーカーの危険性や詐欺などの被害の実例を交えつつ、ブックメーカーをより安全に利用するための方法を解説していきます。

ブックメーカーは儲かるの？

ブックメーカーもギャンブルの一つですので、100％の確率で勝利できるような必勝法はありません。

ただし、日本国内で利用できる競馬やスポーツ振興くじなどの公営ギャンブルに比べれば、比較的儲けやすい部類のギャンブルです。

賭け事にはプレイヤーが賭けた金額のうち、どれだけの割合がプレイヤーに戻ってくるのかを示す還元率という指標があります。

この還元率は数字が100％に近いほど勝ちやすいギャンブルであると言えるのですが、日本の公営ギャンブルの場合は競馬やボートレースなどで70～80％程度、宝くじで46％ほどとかなり低いです。

しかし、ブックメーカーの還元率は90～98％と高く、プレイヤーの選択によっては還元率が100％を超える事もあります。

ブックメーカーは勧誘詐欺に注意？

ブックメーカー自体は海外で運営されているため違法性はなく、きちんとしたライセンスを保有しているオンラインカジノなどを利用すれば危険性もほとんどありません。

しかし、ブックメーカーの運営外の第三者が偽の攻略情報や高額な予想ツールなどを販売し、利用者からお金を騙しろうとする事例も少なからず存在します。

上記のような提案・勧誘などがあった場合、その全てが詐欺であると思って差し支えないでしょう。

ブックメーカー勧誘詐欺の手口

ここでは、ブックメーカー勧誘詐欺の手口について具体例を挙げながら詳しく解説していきます。

何が詐欺なのかをしっかりと見極めるために、この機会にしっかり学んでおきましょう。

悪質な偽攻略情報を高額で売りつける

「100％儲かる賭け方」や「ブックメーカー必勝法」などのうたい文句で、偽の攻略情報を販売する手口です。

しかし、その内容は何ら信憑性のないオカルト、または無料でネットに転がっているようなお粗末なものばかりとなっています。

オークションサイトなどで販売されている攻略法は、そのほぼ全てが上記のような眉唾物。

購入した後で販売者に文句を言っても無視、もしくは売り逃げされるのがオチです。

高額な予想サービス・自動購入ツールなどを購入させられる

身近なスポーツの勝敗予想程度ならスマホなどで簡単に検索できますし、そもそも機械の予想で簡単に勝てるのであれば、だれもが億万長者になれます。

また、自動購入ツールに関しても、オッズはその場の状況によって常時変動しているため、期待値の高いオッズを自動購入するというシステムが正常に働いてくれることは少ないです。

となれば期待値をコツコツと積み重ねる事よりも、規約に引っかかって運営からの制裁処置を受ける危険性の方がずっと高いため、高いお金を払っていかがわしいサービスやツールを利用するメリットは全くありません。

セミナーやマルチ商法に勧誘される

この手口では、被害者にブックメーカーはギャンブルではなく投資や副業であると誤認させ、お金をだまし取る手法が多いです。

多くの場合はSNSのDMや電子メールで勧誘されますが、中にはマッチングアプリなどを利用して詐欺を働く人もいます。

過去に日本でも悪質な勧誘詐欺業者（novaアフィリエイト）が消費者庁より処罰を受けた例もありますので、他人事だと思っていると思わぬ落とし穴にハマってしまうかもしれません。

ブックメーカー勧誘詐欺に騙されないためのポイント

ブックメーカーの仕組みをきちんと理解していれば、勧誘詐欺に騙されてしまう可能性をグッと減らすことができます。

その仕組みさえ知っていればより安全・安心にブックメーカーを楽しむことができるので、是非この機会にしっかりと憶えておきましょう。

還元率の仕組みをきちんと理解しよう

還元率は100％を超えた時に初めて、プレイヤー側が確実に勝利できるものになります。

もちろん、そんなことになれば運営が成り立ちませんので、どんなギャンブルでも還元率が100％を超えることはまずありません。

ブックメーカーの還元率は90～98％となっているため、長期的に見れば多くの人がマイナス収支に落ち着きます。

もちろん、運がよければ生涯をプラス収支で終えることもありますが、基本的には「負けて当然」という前提で無理なく遊ぶのがベストでしょう。

うまい話を信用しない

SNSなどを利用していると、ブックメーカーで連戦連勝している人のコメントや証拠写真などがアップされていたりします。

しかし、そんなものはいくらでも画像を加工してでっち上げることができるため、信憑性はイマイチ。

ブックメーカーに関わる投資セミナーやマルチの勧誘なども、全て偽証と言っても差し支えないほどなので、そういった物に対しては完全無視を貫く姿勢が大切です。

詐欺に引っかかってしまった時の対処法

万が一ブックメーカーに関する詐欺商材を購入してしまった場合には、販売業者にクーリングオフができないか相談してみるようにしましょう。

販売業者が対応を拒否、またはクーリングオフの期間（8日間）が過ぎてしまった場合でも、慌てずに消費者生活センターへ相談して下さい。

個人では解決できない内容でも相談員が紛争の解決に協力をしてくれたり、違法であると判断されれば販売業者への処分が下されることもあります。

詐欺の特徴を理解して安全にブックメーカーを楽しもう

ここまで、ブックメーカーの勧誘詐欺の危険性やその手口、詐欺に引っかからないためのポイントなどを解説しました。

ブックメーカー自体はとても安全性が高い上に違法性もなく、第三者による詐欺にさえ気を付ければ誰でも安心して遊べるものです。

しかし、どの詐欺の手口についても共通して言えるのが、詐欺業者は楽をして稼ぎたいと思っている我々消費者の心のスキを虎視眈々と窺っているということ。

ブックメーカーをはじめとするギャンブルに確実に儲かる方法なんてものはありませんので、詐欺業者の甘い言葉に乗せられてしまわないように十分注意しましょう。

とはいえ、ブックメーカーは多くのギャンブルの中でも還元率が極めて高く、運や経験さえあればブックメーカー一本で稼いでいくことも夢ではありません。

もちろん、勝敗を度外視してゆったり遊ぶのにもピッタリ。

皆さんも詐欺には十分気を付けつつ、自分なりのブックメーカーの楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょうか。

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